右脳活性化、脳力開発のデジタル速音聴(デジ速)

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[ 体験談 72 ]
♪デジ速でADHD(注意欠損多動性障害) 及び、LD(学習障害)を乗り越えました。
 中学3年 男子 小学3年の時、ADHD(注意欠損多動性障害) 及び、LD(学習障害)と診断される。
 中学1年4月からデジ速使用。その後11月から絶対記憶使用。
 中学2年 3学期 成績が飛躍的にアップ。


●障害が分かってから ―ショックと挑戦

 長男は、もともと、知能指数は高いほうで、小さい頃から本もよく読み、理解力もありました。
ところが普通の子供が難なくこなせることが出来ない。簡単な漢字が覚えられない。物忘れがひどいなど、心配なことが多く、小学4年生頃からは、いじめにあうことも多々ありました。

 障害があるとわかってからは、なんとかこれを乗り越えられる方法はないものかと思い、いくらいじめられても、学校をかわるのはいやだと言う長男の希望もあって、巷で聞くさまざまな能
力アップ法を試してみました。

 中でも長く続けたのは、簡単な計算を繰り返すもので、B5の用紙に数字をランダムにワープロで印刷し、隣同士の数字をたす、あるいは引く、をくりかえして、10分でいくつできるかというトレーニングでした。脳を鍛え、集中力を高めるには、こうした簡単な計算をするほうがいいと聞いたのです。すぐには無理でも長くやっていれば、きっと効果があるに違いないと期待していたのですが、担当のドクターからは、「練習してアップするものではない。もともとそういう力のないお子さんなのだから。」と言われました。

 長男の日々続く苦労や、いじめのストレスを考えればあきらめる気にはなれず、毎日続けて6ヶ月が過ぎました。始めたころは10分で450前後。そして、6ヶ月後も450前後。担当ドク
ターの言葉が正しかったことが分かりました。

 漢字の習得も、ひとつの漢字を何十回と書いて、書いた紙を裏返したとたん、きれいに忘れているという現状は変わらず、不安の残るまま、中学にあがりました。

●デジ速との出会い ―新たな希望 

 ある日、主人の事務所で「デジタル速音聴」という教材セットと本があるのを見つけました。
主人は、デジ速の開発者である菊池さんとは仕事のつながりもあり、知り合い関係だったのです。わたしは「脳力開発」という言葉につられ本を持ち帰り、何度も、何度も読みました。脳力
開発のカギは耳にあるという話や、デジ速を聞くことで、脳内のウエルニッケ中枢が成長するとか、脳のためには、高周波の音を聞くほうが良いとか、興味をそそられる話が多くありました。

 ぜひ、長男にやらせてみたいと思いましたが、当時、我が家には、まだパソコンがありませんでした。そこでパソコンを購入し、操作に慣れることから始めて、インターネットも使えるよう
になったころ、デジ速のソフトをインストールしました。本の中の体験談に近いことが起きるのを期待しつつ、長男にデジ速を聞かせ始めたのです。

 数ヵ月たつと、長男の書く字がしっかりしてきました。先生にもほめられたそうです。デジ速を始めて4ヶ月後、ふと思い立って、以前6ヶ月続けて進歩のなかった計算トレーニングをもう
一度やってみました。前と同じ用紙で、前と同じように私と競争するかたちでやりました。ヨーイ、ドンと始めて、長男のスピードが尋常でないと気付きました。私も真剣になってがんばりま
したが、10分で、私は600、長男は700を越えました。

 生まれて初めて、人に勝つことが出来た長男は、有頂天になるほど喜んでいました。「人に勝つって気持ちイイーッ」

 計算トレーニングはそれからどんどん上達し、またたく間に800を越え、1000にも届く勢いでしたが、肝心の成績のほうはそれほどの効果がみられませんでした。ビリだった成績がビリから3番目になった程度だったのです。

 長男は長い間、学習したものを覚えて自分のものとする、というプロセスができないでいましたので、脳力がアップしても、それを日々の勉強に応用することができないのです。参考書を勉強して、そこで正解を導くことはできるのですが、毎日、きれぎれの授業を受けて、その中から重要な箇所をチェックし、試験問題に応用するなどということは無理だったのです。デジ速に教科書を吹き込んで何十回聞いても、重要なのはどこなのか、つかめないのです。
 
●デジ速から絶対記憶へ ― 本当の脳力アップ

 効果は確かにあるものの、結果が出ません。長男は、授業は分かると言うのですが、漢字テストはせいぜい5点か10点しかとれません。少しあきらめていたころ、今度は絶対記憶が現れました。

 これは、心地よい音楽も流れて、写真や絵も楽しいのでいい気分になるらしく、すぐに気に入りました。はじめの40日間を終了しても特に変化はなく、体験談に見られるような感激的なことも実感できませんでしたが、これも、長くかかって当然と、気長に構えるつもりではいました。それでも中学も2年になり、高校も進学したいと言っている長男を見ると、あまり時間もないなと思うのでした。

 40日の基礎を2回繰り返し、3回繰り返しているうち、長男の記憶能力に変化がおきてきました。

 絶対記憶のトレーニングでは、一度は絵を見て聞いて覚え、二度目に聞いたものの絵を描いていきますが、最初の頃は、似通った絵を間違えることが多く、たとえ間違えていなくとも肝心のポイントがずれていたりしました。例えば、「小さい」という単語の場合大きい物と小さい物の絵がいっしょにでて、小さい方に注意がむけられていたとしても、長男は意味を無視して目に入った大きい物だけ描いて終わりということもあったのですが、繰り返しているうちに、絵の意味することをつかめるようになり、たとえ、はしり描きでもポイントとなる箇所を描きとめられるようになったのです。

 これは、普通の人なら当たり前かもしれませんが、長男のように、漢字は読めるが書けない。理解できるが、答えられないというバランスがとれない者にとっては、本当にありがたいことなのです。長男の脳の中で、見る、聞く、書く、の3つの力がようやくひとつになったのです。

 長男はそれから、漢字が覚えられるようになりました。少々複雑な字でも自分で作った練習用紙に書いて、漢字のどの部分が覚えられないのか、把握できるようになりました。何十回と書いて、裏返したとたん忘れていた頃にくらべると、まったく、普通の人です。

 小学生の頃とは違い、中学2年にもなると、勉強は手伝ってあげられません。
学校には休まず通っていたものの、ビリから3番目では、今までの積み重ねはないに等しい状態です。たとえ、見る、聞く、書く、のバランスがとれたといっても、どこまで追いつけるか、
やっぱり不安でした。

 3学期の試験が始まり、長男は、デジ速に教科書を吹き込み、勉強をはじめました。妙なことですが、デジ速は聞き取れるのに、最終的に記憶が完了するのは、デジ速ではなく、読んだり、書いたりして覚えられると言うのです。デジ速で聞いてから読み、そのあと書くと、ちゃんと覚えられるらしいのです。聞く、見る、書く、と絶対記憶で訓練したように覚えていくのです。長男は自分が学んだことを覚える方法を勝ち取ったのではありますが、いざ、やってみると、本当に記憶が試験当日まで持続するか不安で、連日遅くまで勉強していました。もちろん、毎朝、学校へ行く前に絶対記憶をする習慣は続いていました。

 そうして、テストの結果は、国語51点が72点。社会40点が75点、英語44点が61点。苦手な数学は10点増にとどまりましたが、どの教科も平均点に並ぶか、少し下まで追いついて
5段階評価も2から3、あるいは2から4へと、飛躍的な結果を出しました。

 クラスの平均点が高く、今までがビリから3番目でしたから、飛躍的と言っても上位の成績とはいえないのですが、長男はテスト結果の通知を持って、飛ぶように帰ってきました。

 デジ速から始めて、人より長くかかりましたが、着実に身についていたようです。その後、漢字検定の4級にもチャレンジして合格しました。

 成績が上がったことはもちろん喜ばしいことですが、そのほかにも、イジメがなくなりました。
1年のころは、バカ扱いで、せっかく仲良しになっても、説教ばかりされるしまつで、仲たがいしたこともありました。

 長男の脳力バランスがとれ、自分にも自信がつき、自分の意見も言えるようになり、人間関係にもバランスがとれるようになったからだと思います。

 長男は3年生となり、高校受験も目の前に迫ってきました。絶対記憶は今も続けています。
やっぱり楽しいので、苦にはならないようです。記憶法は書いて覚えるのが定着したようです。3年の2学期のテストでは歴史の教科で77点を獲得し、国語は90点。先日は学校帰りに友達の家へ寄って、宿題を教えてあげたそうです。

 思えば、「作る」という漢字が1年たっても覚えられず、転校をすすめられ、泣いていた日がウソのようです。不安だった高校受験も手の届くところにたどりつけそうです。

 ありがとうございました。

●追記

 話はメデタシ、メデタシで終わるのですが、実は、2年の3学期と3年の2学期までの間がとんでますが、この間少しあるのです。

 2年の3学期、飛躍的に成績をのばした長男は、自信を持ち、自分はけしてバカじゃなかったんだと確信を得て、ついでにすっかり安心してしまったのです。記憶をとどめていられるか
どうか、心配していた時はもうれつに勉強していたのに、安心した長男の成績は再び元に戻ってしまいました。

 長男はずっとビリでした。ビリに慣れ、負けることに慣れてしまっていた長男は、やればできるとわかって、逆にビリでも余裕ができてしまったのです。

 本人も本当はビリのままではいけないと理解はしていても、長らく、勉強できない状態のくせぬけないのでした。

 ここで、母は考えました。本人も本気になりたいと願っているのだから、なにか方法はないものか。その結果、良い方法がありました。

 長男から学費を徴収したのです。
 ある日、長男を呼び、そんなに怠けていたいのなら、もう学費は出さない。怠けたいのなら、自分でお金を払ってから好きにしなさい。と申しわたして、毎月、おばあちゃんからもらってい
るお小遣いを全額、学費としてもらうことにしたのです。以前、長男がどもることがあり、それを直すのに、どもったら10円払うというとりきめをしたことがありました。ちょっと話しただけで、徴収用の貯金箱にどんどん10円玉が吸い込まれるのを見て、3日でどもりが直ったことがありました。

 今回もそれを期待して、9月から毎月5000円、しっかり徴収し、テストの結果、努力が認められたらお金は返すと約束しました。文なしになった長男はようやく本気になり、予習、復習
にも励むようになりました。そうしてテストの結果は自己記録に追いつき、国史77点のおまけもつきました。でも、喝采を受けるほどではないと本人も承知していたので、返金は半分にとどまりました。長男は次回は2をなくし、自己新記録と、お祝いと、全額返金めざして頑張っています。

これで本当にメデタシ、メデタシ。
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長谷川晃
(大阪大学名誉教授)

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